目次
序 章 私にとっての「精神障害者」問題とは
1.精神を病むということについて想う
2.「精神障害」をどう見つめるか
3.「新しい生活」をめざすこと(精神疾患との共生)
4.「自分」を捨てる、そして「自分」を拾う
1 章 精神疾患を改めて問う
1.私が病んでしまった原因について想像する
2.私は何に囚われていたか(「能力」幻想ゲーム)
3.精神疾患への私の誤解
2 章 私は何をあきらめ、何を始めたか-「当事者学の視点」
1.精神疾患との闘いの放棄
2.入退院から浮かび上がったもの
3.「当事者」学が問うもの-「自分学」の一つのかたち
3 章 オルターナティブな生活の中で
1.「地域生活支援センター」で感じたこと
2.「当事者活動」とは自分の生の原点を探り合うこと
3.メイン・ストリームから離れながら
4 章 ケアの意味を問いながら
1.私たちにとって必要な“Care Taker”とは誰か
2.コミュニティケアの可能性-私たちの生きる場所は
3.ひとつの窓を開け、出発していくこと
4.「精神障害」のケアとは障害者の自律的成長を問うこと
5.人が人を援助する意味
5 章 「リカバリー」のプロセスを探る
1.「精神障害者」の生き方の戦略
2.障害を受容するという構えの中で
終 章 弱くて何かに負けた自分を愛する強さ
1.うつむいてもいいという、自己への肯定
2.社会の傍らで生きていくこと
3.もう一人の自分、もうひとつの社会
4.まとめにかえて